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中学生は誰と友達になるかで成績が変わる

子どもは誰もが競争心を持っている

人はだれでも、同年代の人に関心を持ちます。
特に子どもは、友達と同じことをしようとします。

 

勉強に関しても同じことが言えます。
中学受験専門塾に行けば分かりますが、小学生が夜遅くまで勉強しています。
しかし彼らは小学生なので、必ずしも一人ひとりがしっかりしているわけではありません。
ほとんどが普通の家庭に生まれた普通の子です。

 

それではなぜこれだけ熱心に勉強をすることができるのでしょうか。

 

答えは簡単。
友達がやっているからです。

 

私が勤めていた塾には中受生が1人しかいませんでした。
いつまでたってもエンジンがかかりません。

 

そりゃそうです。
一緒に頑張っている仲間もライバルもいないんですもの。

 

その子はもともと真面目な性格をしているだけに残念で、やはり勉強には環境的な要因が大きいと言えます。

 

 

ライバルの存在

スポーツでの世界では、ライバルの存在が飛躍的に成果を伸ばすことが知られています。
このとき指導者が何をしたかと言うと、競争相手を用意してあげただけです。
直接的な指導は何もしていませんが、非常に優秀な指導者だと言えます。

 

これはスポーツに限った話ではなく、勉強でも同じことが言えます。
少し逆説的な話になりますが、これに関して、私が見てきた生徒の話をします。

 

 

定期試験のたびに、一緒に勉強している2人の生徒がいました。

 

「明日何時からやる?」と確認しあい、お互い少しでも相手より長く勉強しようとしていました。
授業時間以外も自習に来るその姿に、こちらとしてはなんの心配もない生徒たちでした。

 

ところが、そのうちの1人が塾を辞めることになりました。
やがて、初めて「1人」で迎える定期テスト対策がやってきます。

 

その子は、授業時間以外まったく来なくなりました。
「無理してでもやろう」といったかつての気概はなく、2週間頑張るだけの馬力が効かなくなりました。
その変化は本当に顕著に見られ、一言でいうと「別人」のような状態になってしまいました。

 

その生徒から、あるとき相談を受けたことがあります。
「勉強のやる気が出ないから、どうしたらよいですか?」

 

私は、「前はなんで勉強してたの?」と聞いてみました。

 

「前は、勉強が面白かった・・・」

 

 

以上が体験談になります。
実際に接していた私から見ると、勉強量の減少は、間違いなくライバルがいなくなったことに起因しています。
ライバルがいなくなった事で、張り合いがなくなり、目的意識が弱まったのです。

 

後日談になりますが、私はその生徒を復活させました。
どうやったかと言うと、たった10分間で、魔法の言葉をかけたのです。
これについては、ページを改めて説明していきます。

 

競争相手は人でなく、常に自分

「相手に勝ちたい」と思う競争心を持たない子はいません。
これを刺激すれば確実に効果が出ます。

 

近年は競争をよくないものとする風潮がありますが、そんなことをしていたら日本の教育はこの先どんどん衰退していくことでしょう。

 

競争を避けてきた人は、自分の目標すらままなりません。

 

ですから、はっきり言います。
勉強は、人と自分と競争しながらやるべきです。

 

勝ったらうれしいし、目標に近づければうれしい。
これが自然な姿です。

 

まずは、友達を誘って一緒に勉強してみましょう。
密かに競争意識が芽生えるのを感じるはずです。

 

中学生がよく「○○の家で勉強してくる」と言いますね。
これは大変すばらしいことです。

 

自分以外の勉強方法を目の当たりにすることで、大きな刺激が得られます。
自分の勉強方法と比べます。その違いを人に確認してみます。
こうして勉強に興味を持ちます。

 

人を巻き込むという手段は、勉強で成功する上で、とてもよい手段なのです。

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