敬語の種類
敬語にはいくつか種類があります。
種類が違う敬語を使うと非常に恥ずかしいのでしっかり覚えましょう。
尊敬語
目上の人を敬う言葉です。相手の動作に使うということを覚えておきましょう。
謙譲語
自分をへりくだって言う言葉です。自分の動作にしか使いません。
丁寧語
丁寧な印象を与える言葉遣いです。
ポイントは、誰の動作に対して使うかです。
相手の動作なら尊敬語、自分の動作なら謙譲語です。
尊敬語
それでは尊敬語を見ていきます。
言う→おっしゃる
食べる→召し上がる
行く・訪ねる・来る→いらっしゃる
見る→ご覧になる
いる→いらっしゃる
する→なさる
このほかにも、「お〜になる」型の尊敬語もあります。
聞く→お聞きになる
会う→お会いになる
伝える→お伝えになる
この方法では、型に当てはめるだけで尊敬語ができるます。
尊敬語が思い出せないときは、「お〜になる」を付けてみると尊敬語になることが多いです。
しかし、すべてに使えるわけではありません。(行くを「お行きになる」になると言ったら変ですよね)
謙譲語
次に謙譲語です。
言う→申す
食べる→いただく
行く・訪ねる・来る→参る
見る→拝見する
いる→おる
する→いたす
目上の人に対しては、尊敬語と謙譲語をどちらも使います。
ところで、尊敬語はともかくとして、謙譲語を使うとなぜ敬意を示せるのか不思議じゃありませんか?
それは、自分がへりくだることで相手を立てることができるからです。
そのため、自分の身内(家族・社内)の人の動作に対しては、謙譲語を使わなければなりません。
母の動作を尊敬語にしてはならず、上司のこともお客さんの前では呼び捨てで呼ぶのです。
身内は「自分と同じ」と考えましょう。
丁寧語
丁寧語は「です・ます・ございます」のように語尾につけるものと、名詞の前につける「お」や「ご」などが該当します。
作文などで語尾を「ですます調」にしたり、会話の中で菓子を「お菓子」と言ったりしますよね。
このような言葉遣いは相手に丁寧な印象を与えます。
丁寧な印象を与えることで、相手に対して敬意を示すことができます。
食べる→食べます
聞く→聞きます
茶→お茶