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受験勉強で勘違いしやすい努力と成果の関係

勉強しても成果が出ない人へ

勉強はすぐにはできるようになりません。

 

例えば、高校入試の受験勉強はどんなに遅くても夏休みから始めます。

 

しかし夏期講習を受けても、別人のように成績が上がる事はあり得ません。
たった1か月という期間で、膨大な知識を整理づけて覚えるのは、普通の人間には不可能なのです。

 

なぜかというと、理解と定着は違うものだからです。
高校受験の場合、理解に1ヶ月半、完全に定着するには10か月以上かかります。
当たり前ですが、定着して初めて成果が出ます。

 

これが、努力と成果の関係を表したグラフです。

 

 

この曲線を成功曲線といい、実際の成果の出方を表すものです。
成功曲線の最大の特徴は、成果が遅れて出ることです。

 

しかしながら、多くの人はこのことを知りません。

 

知らないどころか重大な勘違いをしています。

 

その勘違いが、グラフ中の直線です。
私はこれを、勘違い直線と呼んでいます。

 

よくある残念な勘違いは以下のものです。

 

「頑張っているのに成果が出ない」
「自分には才能がないのではないか」
「成果が出ないならやっても無駄だ」

はじめは成果が出ない

努力と成果の関係を正しく知っている人は意外と少ないです。

 

しかし、努力するのは他ならぬ自分自身です。

 

自分の努力がどのような成果につながるかを把握しておくべきことだと思いませんか?
学校では習いませんが、継続性を身につける上でとても大切な知識です。

 

理解と定着には時差がある

 

理解は授業の時間内でできますが、定着は不可能です。

 

これは、定着のメカニズムが分かれば理解できます。
定着というのは、一般的には頭の整理と呼ばれています。

 

頭を整理するという事は、知識を整理すること。
したがって新規の知識と既存の知識が結びつくことを指します。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、この結びつきには一定の時間がかかります。
勉強を始めたばかりでは成果が出ず、一定期間努力したことがまとめて成果に出るということを覚えておいてください。
この現象はレミニセンス現象と呼ばれます。

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