点数が取れない理由
まず皆さんに知ってほしいことは、知識の量=テストの点数ではないということです。
必ず、知識の量より点数の方が低く出ます。
これは、単なるケアレスミスのことを言っているのではありません。
もっと深い学習の問題であり、自分の壁を超えるために絶対に必要なことです。
別のページに書きましたが、学習とは、インプットとアウトプットによって知識を精密化していくことです。
インプットには時間をかけ、アウトプットは量をこなす必要があります。
よく勘違いしてしまう事は、授業でインプットもアウトプットもどちらもできると思ってしまう事です。
確かに授業では、要点をまとめた説明がされるので、わずか1時間でもインプットはできます。
このように、インプットの時間を圧倒的に短縮できる事は塾最大のメリットと言えます。
しかし、授業は情報を仕入れる場所にすぎず、アウトプットをフォローできません。
アウトプットはとにかく量が必要なので、別のところで時間を作らないといけないのです。
問題の形式に慣れること
宿題はもちろんのこと、家でしっかり復習する事で何が起こるでしょうか。
応用が効く知識が形成されます。
そして、成績を考えるときに、この応用が効くという点がとても大切になります。
理由は簡単。
テストの問題は、初めて見る問題だからです。
覚えたときとは違う形でアウトプットしなければならないとき、頼れるのは練習によって固められた知識です。
テストでは、教えていないいことは出題されない一方、知識の結びつきの正確さを求められます。
だから、テストの解答を見て、「なんだこれ、できたじゃん」となるのは、れっきとした実力不足です。
これは、ケアレスミスでも読解力の問題ではありません。
問題の形式に慣れていないからであり、すべてはアウトプットの練習量が不足していたからです。
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