塾選びの考え方

多くのご家庭では、子どもが中学生になると塾を探し始めます
ですから、塾選びは重要な関心ごとになります。

今回は「塾」という場所について考えていきたいと思います。

すべての塾がというわけではないですが、意識の低い講師を抱える塾はたくさんあります。
そのような講師が担当になってしまったら、残念ながら成績の上がる見込みはありません。「教科書通りのことを淡々と言う」ことを授業だと考えているからです。

どうせ塾に通わせるのであれば、このような考え方が浸透している塾でなければなりません。
子どものレベルに合わせて、「どうやって教えたら１番良いか」を考えくれます。

このような塾の現実を知った上で、自分の塾の先生がどのような考え方を持っているかに目を光らせる必要があります。
もしも意識が低い塾だった場合、意識の低さはお子様に感染してしまうので、早々とやめさせなければなりません。

塾講師と一口に言っても、指導の実力はまったく異なります。

基本的に、しっかり勉強をやってきた講師でなければ、良い指導はできません。
質の高い講師は、学習上のポイントを経験的に知っています。
ですから、説明すべきことをしっかり説明してくれ、効率的に学習することができます。

一方、質の低い講師も多数存在します。
彼らは、生徒よりは学力があるという超低いハードルで採用されています。
塾業界は全体的に人材不足なので、多少の学力難には目をつぶってバイトを採用してしまうのです。
その結果、「教科書を読むだけ」と大差ないような授業が量産されます。

お子様の学力を伸ばしたいのであれば、良い講師に出会う必要があります。
指導は学歴をどうしても反映しますので、講師の学歴が明記されており、人柄も優れている人に担当してもらえば心配ありません。

私は塾講師だからこそ分かるのですが、一般に塾は次の2パターンの集客方法を取っています。

・実績を売りにする塾
・サービスを売りにする塾

まず、「サービスが充実している」と公言する塾は危険だということを認識してください。
実績のない可能性があるからです。

そもそも、サービスが本当に充実していれば、実績は自然とついてきます。
実績が大したことないなら、サービスもそれだけのものと思って間違いありません。

「安かろう、悪かろう」という言葉がありますが、塾は特にこれが当てはまります。
塾は資本がかからないので、授業の質を下げることで、いくらでもバーゲンセールができてしまうという事があります。
したがって、サービスを売りにする塾を選んだら、せっかくの投資は無駄に終わります。

反対に、実績ほど信頼に足るものはありません。
実績があるといういことは、正しいプロセスが必ずあります。
先生、教材、指導方針が一流でなければ、多数の生徒を最難関校へ入れることはできないからです。

これに関して、東大卒の家庭教師の話をします。
通常、家庭教師の時給は、2000円代ですが、彼らは違います。
安くても5000円、中には10000円以上受けとる人もいます。

驚くべきことは、高額の授業料は、東大合格のための投資とは限らないことです。
実際に、彼ら家庭教師は、東大志望者以外からも熱烈な支持を受けています。
なぜかというと、彼らは「どうやったら東大へ入れるか」を知っているからです。
そのため、大変価値のある授業とされているのです。

このように、先生のノウハウこそが教育機関の真価なのです。
それを分かっている人だけが、上手な選択をすることができます。
したがって、塾を選ぶ際は、しっかり実績を見て選ばなければなりません。

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