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内育授業の必要性

なんで勉強するの?

なぜ私たちは勉強しなければならないのでしょうか。

 

勉強を通してたくさんの点で成長することができるからです。
勉強を通して身につけるべきものを4点にまとめました。

 

知識・知力・計画性・忍耐力です。

 

まず第一に、勉強をすれば知識が増えます。
一般常識として、社会や文化、自然界の法則性について広い知識が必要です。

 

次に知力です。
知識を持っていても、それを適切に使いこなせなければ無意味です。
勉強を通して、読解力・応用力など、ものごとを合理的に考える力が育むことができます。

 

また、勉強を通して計画性も身につきます。
中学生以降になると、どのように行動すべきかを自分で考える場面が増えます。
その際、自分の能力を知り、行動を振り返り、反省することによって、人間的に成長します。

 

同時に、忍耐力も身につきます。
何かを行動するという事は、他の何かを行動しないことと同じです。
一番やりたいことと、やらなければならないことが違うとき、無理やりにでも行動を起こさなければなりません。
やる気を起こす術が必要な場面は、将来山ほどあるので、そのときのための大切な訓練になります。

 

以上の点で、勉強は人を成長させることができます。
しかし、人から強制された勉強ではこのような成長は見られません。
だからこそ、勉強は自主的にやる意味があるのです。

内育授業の開発プログラム

内発的動機づけを高めるには、勉強する目的を自分なりに持つことが大切です。
目的意識は大きく分けて、良い成績とることと勉強が好きになることの2つに分けられます。
このうち成績は勉強が好きになれば当然上がるものなので、授業の目標は勉強を好きにすることにすべきです。

 

このように考えた私は、勉強を好きにする授業を開発し、内育授業と名付けました。
内発的動機づけを高めるには、内発的動機づけの3つの源を刺激しなければなりません。

 

有能感、自己決定感、他者受容感です。

 

このうち、他者受容感は生徒への接し方で決まるので、授業の中で特別なことをする必要はありません。
問題は、有能感と自己決定感を育む授業です。
有能感は「やればできるんだ」という気持ち、自己決定感は「自分で決めて行動しているんだ」という気持ちです。
これらを刺激する内育授業のモデルを紹介します。

 

裏話挿入

授業の中に、子どもが興味をひくような話を挟んであげれば、知的好奇心が向上します。
興味をひかせるポイントは、意外性、新規性を持った情報です。

 

教科書作り

自分でレジュメを作り、必要だと思った事柄でオリジナルテキストを作るという勉強法です、
創作欲が駆り立てられ、自然と主体的な学習になりますので、自己決定感が刺激されます。

 

小テスト

授業の最後に、確認テストを組み込みます。
自分の理解度がどれくらいか点数で出るので、有能感や達成感が得られます。

やる気の引き出し方は十人十色

内育授業を実際にやってみて感じたことを書いていきます。

 

どのモデルも通常授業より新規性があります。
しかし、そのことが子どもを内発的動機づけかというと別問題です。

 

やる気を高めるという点で多くの生徒に効果があったのは、「裏話挿入」と「小テスト」です。
しかし、一部の人においては、「教科書作り」が勉強好きへの効果を強く示しました。

 

例えば、競争心が強く、負けず嫌いな子には、「小テスト」は効果てきめんです。
目標点数に届かなければ悔しいので、集中して問題を解きます。

 

しかし、もともとのやる気が非常に低い子には、「小テスト」の結果くらいでは何も感じません。
それよりも、授業の中の面白さの方に関心を示す傾向があるので、「裏話挿入」が効果があります。

 

反対に、やる気がある子であればほめるのが有効です。
できるようになってきた部分をほめてあげることで、勉強への気持ちはより一層強くなります。

 

成績が良いのにやる気がないという子には、ライバルが必要です。
ライバルを用意することで、子どもが持つ競争心を刺激することができます。

 

このように、何が一番効果的であるかは、生徒のパーソナリティや置かれている状況によります。
ですので、いくつも内育授業を用意しておいて、生徒の様子を見て個別に与えていくという形が望ましいのです。

 

 

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