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評価のしかた

過去の失敗体験を取り除く

勉強が嫌いな人には当然、初めて勉強を嫌いになった瞬間があります。
それを思い出し、除去することが大切です。

 

過去の失敗体験

 

人間は、何か行動を起こすとき結果を予想します。

 

自分の過去の経験を参考にするしかありません。
このとき、「頑張ったのに成果が出なかった」という体験ばかり積んできた人はどういう予想を立てるでしょうか?

 

当然、今回もダメではないかと思います。
やる気が起きない理由がここにあります。

 

 

失敗かどうかは自分しだい

しかし、「失敗体験」そのものは絶対になくすことができません。
行動には失敗がつきものだからです。

 

重要なのは、失敗をどう受け止めるかです。
まず次のことを知ってください。

 

失敗かどうかは自分が決めている

 

同じ結果でも成功と思う人もいますが、失敗と思う人もいます。
これは本人の意識の問題になります。

 

中学時代の私などは90点で大成功だと思い自分を褒めてあげたものですが、学年トップを狙う人からすれば及第点、物足りないです。
また、難関校を目指している人からしたら、学校のテストは100点取って当たり前なので、90点は全然ダメな点数です。

 

このように、評価は本人が決めているのです。
ですから、意識の持ちようでいくらでも変えることができます。

 

どんな結果も成功に変える

これとは別にもう1つ、評価に影響を与えるものがあります。

 

周りからの評価です。

 

テストを持って帰ってきたお子さんに対して、親御さんや先生がどういう言葉をかけてあげるです。
この言葉によって、本人の結果の受け止め方はまったく変わってきます。

 

言葉のかけ方と言っても、心にもないことを言うのではありません。
同情したり、ただ励ますのでもありません。

 

勉強の本質を教えてあげるのです。

 

「結果が出るまでには時間がかかること」や「次のテストに向けた話」をしっかり伝えます。
「覚えられない」などの相談にも乗ってあげ、改善方法を教えてあげます。

 

評価に関して念頭に置くことは、「自信をつけさせること」「努力をやめさせないようにすること」です。
私はテストバックの際に、「覚えればできる」という言葉をよく使います。

 

例えば、5教科の偏差値が落ちてしまった生徒がいるとします。
しかし、3教科はしっかりキープができています。

 

つまり、理科と社会さえ覚えれば、確実にもとの偏差値に戻ります。
このように問題点を明らかにしたうえで、「実現可能!=落ち込むな」というメッセージが効果的なのです。
逆に言えば、この手の話が生徒の中に入っていくは、この時しかありません。(笑)

 

このように言葉のかけ方・かけ時を工夫すれば、誰でも結果を前向きに受け止めさせることができるのです。

失敗と成功はボーダーレス

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