通信教育  慶應義塾大学 卒業 

人との出会い

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人との出会い

通信で様々な出会いがありました。私は多くの人に支えられて卒業できたと思っています。
このページでは、出会いの影響力についてお話させていただきたいと思います。

 

通信には、純粋な学生、主婦、会社員、経営者など様々な身分の生徒が混在しています。そのため普通の学生では聞けない様な話がたくさん聞けます。私は彼らから、勉強について、仕事について、自分の知らない世界をいろいろ聞かせてもらったものでした。もちろんこれは良いことばかりではなく、時にはネガティブなものだってあります。しかしながらそれも一つのものの見方だと解釈すれば、自分をどんどん成長させることができます。

 

 

スクーリングで仲間を作る

通信のような環境だと特に大切になるのが、情報と人脈です。スクーリングでは自分から積極的に声をかけることをお勧めします。その結果、何でもないようなきっかけが、まわりまわって特別な出会いに繋がるということも少なくありません。大教室の講義だと少し話しかけづらいかもしれませんが、体育や実験スクーリングでは自然に仲間の輪に入ることができます。しかもこれらの科目は卒業所要単位の必修科目ですので、最初のスクーリングでは体育と実験を受講することをお勧めします。私の場合は1年目のスクーリングで「卓球」と「生物実験」を受講した事で、その後の学校生活の支えとなるようなマザーシップ
を作ることができました。自分から声を開けるのが苦手だという方は、慶友会などの公式コミュニティに入ってみるとよいでしょう。

 

 

いい影響を与えてくれる人を見つける

通信には、本気で卒業を目指して頑張っている人と、スクーリングでしかで勉強していない様な人がいます。自分の勉強が進んでいないうちはどんどん人脈を広げていったほうが良いのですが、ある程度単位が積み重なったら自分より卒業に近い人にアプローチしていきましょう。これは、仲良くなって友達になるとかいう意味ではなく、自分の知らないことを教えてくれるので、とても良い刺激になるからです。そして聞くだけではなく、自分の知っている知識を教えてあげましょう。その結果、悩んでいた事が解決するなど、必ず相乗効果が生まれます。

 

 

分野ごとのメンターを見つける

メンターとは人生の師というような意味合いで使われますが、そこまでいかなくても、自分に関係のある分野で少しでも前に出ている人を見つけたら、その出会いはチャンスです。
私は4年目の夏期スクーリングで、積極的に先生に質問していた方に興味を持ち、わざわざ手紙まで渡してお近づきにならせていただきました。なぜそこまでしたかと言いますと、お互いに家庭教師をやっているという共通点があったからです。しかもこの方は家庭教師としてだけではなく、英語に関しても色々な知識を持っていました。家庭教師や英語科目に関する質問はこの方に何でも聞くことができましたので、なにかとお世話になりました。ちょうど卒論を手掛け始めた時期でしたので、私からも彼にアドバイスをすることができました。
「この分野はこの人」という風に、分野ごとに頼れる仲間を持つと、とても心強いです。

 

 

1冊の本との出会い

三田図書館で文献を探していたある日、1冊の本と出会いました。その本の名前は「通信教育日記」。平成元年頃に慶應義塾の通信教育で卒業された方が執筆したエッセイであり、私が知る限り唯一の慶應通信に関する本です。その本は、筆者が体験したレポートの苦悩、慶應義塾での成長がリアルにつづられています。その中で私が何度も見たページがあります。それは筆者宅に郵送された卒業通知の画像が載せられたページでした。そこには「卒業」の文字と、事務局からの激励の言葉が込められていました。それを見たとき、自分も卒業したいと強く思ったのでした。時代は違えど、学問をする人間の情熱は変わりません。辛くなると自らを鼓舞するために再読させていただいた大切な出会いでした。

 

 

一人で勉強していると辛くなることもあります。そういう時に自らを鼓舞してくれるような存在が大切です。このサイトが皆様にとっての支えになれたらと思います。


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