成果の公式
すべての事に共通して、成果を出すために必要な要素があります。
それは能力と努力です。
成果=能力×努力
今回は勉強に関して、この成果の公式を考えていきます。
能力というのは、分野ごとに必須となる力です。
理解力・コミュニケーション力・判断力などが能力であり、予め持っていなければならないものという特徴があります。
例えば、塾講師に必要な能力は、学力・コミュニケーション力・リーダーシップです。
塾経営者であれば、これにマネージメント力が加わります。
しかし、カフェスタッフであれば、気遣い力や判断力などの方が重要です。
このように、成果を出したい分野によって、必要な能力は異なります。
それでは、勉強における能力とはなんでしょうか。
このとき、才能という人がいます。
能力を才能とみなすのは、間違いではないですが、注意したいこともあります。
まず、才能はずっと続くものではありません。
環境が変わるだけで、簡単に消え失せます。
また、才能があっても予備知識がなければ授業が分かりません。
考えるための材料を前もって持っていることが必要です。
考える材料とは何かというと、勉強に関する総合的な知識です。
知識があれば、才能とは関係なく学びが加速します。
したがって、知識量が十分にあるということが、勉強の能力があるということになります。
成績=知識量×努力
知識量があれば、少しの努力で成績をキープ以上ができることが分かります。
もし知識量が半分しかなければ、2倍の努力をしなければ理解が追いつきません。
3つ目の要素
しかしながら、成績を上げる要素は、知識量と努力だけではありません。
勉強には、能力×努力では測れない側面があります。
努力した期間
十分に知識があり、その上で努力をしても、勉強する期間そのものが短ければ成果は出ません。
学力定着には一定の時間がかかるからです。
例えば、英単語を毎日30個覚えていっても、1週間で210個すべてを覚えることができません。
毎日暗記にかける時間を2倍に増やしても、どうしても全部は覚えきれません。
理由は、1週間しか時間をかけてないからです。
すべて覚えるには、1日の時間ではなく、暗記にかける期間を伸ばすしかありません。
成績=能力×努力×時間
この式は、暗記だけでなく勉強全般に成り立ちます。
前提知識を身につけ
何度も復習を繰り返し
努力する期間を長く取る
この3点を守れば、生まれつきの才能など関係なく、誰でも成績は上がります。
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