失敗と成功はボーダーレス
勉強が嫌いな子には、勉強が嫌いな理由があります。
それはなんだと思いますか?
過去の失敗体験
「頑張ったのに成果が出ない」という体験です。
「頑張っても意味がない」と思ったとき、人間は努力をやめるようにできています。
しかし、それだけ知っても勉強に活かすことはできません。
今回は、この「失敗体験」についてもう少し考えていきたいと思います。
失敗かどうかは自分が決めている
ある結果を失敗と思うかは、突き詰れば本人の意識の問題になります。
90点で大成功の人もいますし、98点でも失敗だという人はいます。
このような結果の受け止め方は、周りからの評価も関係しています。
こうして考えると、失敗だと周りが思わせてしまったという事になります。
ですから、どんな体験でも成功だと思わせることができます。
例えば、お子様が30点のテストを持ってきたとします。
普通に考えれば、30点というのは高い点数ではありません。
このとき必要なのは、勉強の知識に裏打ちされた適切な助言です。
勉強は好きになるまでが難しい
勉強好きな人は、全体の1割ほど存在します。
そのうちの1割ほどが、「もともとは嫌いだったけど、途中から好きになった」という人になります。
つまり、全体の1%の人しか「嫌い→好き」を実現していないのです。
この比率はこれから先も変わることはありません。
なぜなら、嫌いと好きの間に立ちはだかる壁があるからです。
その壁とは、成績です。
偏差値50くらいを境に、「好き」と「嫌い」のが逆風が吹いている
勉強ができる人は、放っておいても、どんどん勉強が好きになります。
視点が鋭いため、勉強の楽しさをすぐに見つけられるからです。
反対に、できない人はどんどん勉強が嫌いになります。
例えるなら、デフレ下ではデフレの強い追い風が吹きます。
既にデフレになる流れができあがってしまっているため、インフレにしようとしてもなかなか実現しません。
これと同じで、勉強も「嫌い→好き」へ移行するときが、最も重要な時間になります。
嫌いになった原因を見つけ、嫌いな要素を取り除いていかなければなりません。
そういうことをしない限り、勝手に好きになるという事はないからです。
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