ライバルの存在
動機づけの1つに競争心というものがあります。
競争心は、「勝ちたい」と思う気持ちで、自分の有能さを保つために働きます。
そのため、競争心を持たない子どもはいません。
この競争心を最も刺激する存在が、「ライバル」です。
ライバルより良い結果を得るために、努力することができます。
1人で勉強するのと、2人で勉強するのでは、指導方針を変えることができます。
あまり知られていませんが、子どもは結果以外のもので競争するのも好きです。
努力の量です。
子どもは、自分がどれだけ勉強に打ち込んだかを人と比較します。
この場合、純粋な競争心に加えて、一体感が関係してきます。
これに関して、私が見てきた生徒の話をします。
定期試験のたびに、一緒に勉強している2人の生徒がいました。
「明日何時からやる?」と確認しあい、お互い少しでも相手より長く勉強しようとしていました。
授業時間以外も自習に来るその姿に、こちらとしてはなんの心配もない生徒たちでした。
ところが、そのうちの1人が塾を辞めることになりました。
そうして、初めて「1人」で迎える定期テスト対策がやってきます。
その子は、授業時間以外、まったく来なくなりました。
「無理してでもやろう」といったかつての気概はなく、2週間頑張るだけの馬力が効かなくなりました。
その変化は、本当に顕著に見られ、一言でいうと「別人」のような状態になってしまいました。
その生徒から、あるとき相談を受けたことがあります。
「勉強のやる気が出ないから、どうしたらよいですか?」
私は、「前はなんで勉強してたの?」と聞いてみました。
「前は、勉強が面白かった・・・」
以上が体験談になります。
実際に接していた私から見ると、勉強量の減少はライバルがいなくなったことに起因しているように思えてなりません。
ライバルがいなくなった事で、張り合いがなくなり、目的意識が弱まったのです。
しかし、私はその生徒を復活させることに成功します。
10分間で、魔法の言葉をかけました。
これについては、ページを改めて説明していきます。
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